発明の女王様2

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マイケル・ジャクソンを悼んだ人たち

マイケル・ジャクソンが亡くなったことについてのブログ記事を読んだりしていました。

今朝からポストに入っていた(2009・6・29)の読売新聞に、偶然マイケルジャクソン追悼の記事がありました。


~引用~

2009年6月29日 読売新聞 15面記事より

マイケル・ジャクソンさんを悼む
壁を壊した米発の「世界」

佐藤 良明

 世界の十億人が、一生のうち十五年間、毎日平均一分間マイ
ケルを見たり間いたりしたとして、その延べ約一千億時間とい
う数値は、どのくらいの、どんな種類の力を作るのだろう?

 その力は、原爆や人工衛星と比較可能だろうか? アポ11号と、マイケルの「ムーン・ウォーク」は結局どちらが人類にとって大きな一歩となったのか?

 二十世紀はアメリカの世紀と言われるけれども、朝鮮でもベトナムでも中米中東いずれにおいても、アメリカは軍事的に勝ってはいない。それでいて、アメリカは東西冷戦に一方的に勝利した。どんな力によって?

 一九九二年の「デンジャラス・ワールド・ツアー」のDVDを見る。ブカレスト(ルーマニア)のステージに、ピタリと腰のきまったマイケルが立って、その手足と首がシャープに空を切るたび、観客の目が輝き、喉から叫声が発せられる。三年前まで独裁者チャウシェスクに抑えつけられていた心身が、解放を謳歌して弾んでいる。

 マイケルを中心のひとりとして組まれたUSAの歌手団が「私たちが世界である」(ウィ・アー・ザ・ワ、―ルド)を歌ったのがこの七年前のことだった。そのあたりから、ソ連も東欧も-小規模ながら中国も-アメリカ発の「ザ・ワールド」とのつながりを求める若者たちに手を焼く展開になっていた。プレスリーの登場以来、<近代の壁>を壊しまくってきた力が、共産圏の体制までもゆさぶり出したのだ。

 考えてみれば<近代>とは、上品めかした文化を手にしたエリート市民が、「野蛮国」や「貧民層」を支配した時代だった。反ブルジョワを標榜する支配者が独裁的に治めた国でも、その構図は変わらない。近代では、身体の振り(スイング)やロック(揺り)やポップ(弾み)と違う、メンデルスゾーンの調べのようなものが誇示された。戦後のアメリカ歌謡に、「黒人のみだらさ」をもたらした美声の白人は、その壁に決定的な穴をあけたのである。

 エルビスから三十年、マイケルが地球の制圧に乗り出したのは、対抗文化だったロックが、フツーの人のフツーの気分に収まったのちの時代である。ロックのリズムをものにするのに時間がかかった日本でも、八〇年代なかばには、ピンクレディーで育った子供がティーンエイジャーになっていた。

 すでにテレビの時代だった。MTVが起ち上がり、ロックビートの視覚表現が必要とされていた。その需要にマイケルが生身の踊りで応えた。「音楽を見る」のは亜流という考えを、マイケルとマドンナが、文字通り体を張って粉砕したのである。

 だが歌と踊りが世界をつないだのは、それが最後だった。一九九〇年代以降のポップスに、差をつきくずす力はない。ヒップホップもJ-POPも、人種や民族のプライドに閉じこもりがちだ。サウンドと身体の快によって<現代▽を組織してきたアメリカの、数十年におよんだ世界革命を最終的に仕上げた男、マイケル・ジャクソン。彼の死は、プレスリーの死に似て「英雄的」ではなかったようだが、その生は世界史に輝くだろう。

佐藤 良明   (アメリカ文学者)



マイケル・ジャクソンについてわたしがおぼろげながら感じていたことを、ちゃんと文章にまとめてくれてます。さすがにプロ であります。

わたしにとっては、また違った意味での「スター」であったのでもありますが・・・



マイケルの死について検索してみると、ライターやジャーナリストの書いた記事が多くヒットするのにも、ちょっと驚きました。

ブログ「Aobakai Life」
むずかしいけれど、興味を引く記事でした。



マイケル・ジャクソンの死によって、いろいろな人がマイケルに思うことが聞けたような気がします。
マイケルは、見る人それぞれに対して、その人の想いや考えを写し出してくれるプリズム、世界という漠然としたものに焦点を結ばせるレンズのような役割を果たして消えていったんだと思います。

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コメント


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コメント

記事に対するコメントも、むーじょ、ウマイ!
見る人それぞれに何かを見せるプリズム。

「死ななきゃ忘れてた」彼の存在でしたが、今この瞬間に死んだ事で、皆に何かを考えさせるのでしょう。

好景気で、あらゆる人が、「一応」平和そうに見える世の中ではない、「迷いの今」に死んだ事により、大きな意味を生じさせたと思います。

心惜しいのは、マイケルが、バラク オバマについて、どの様に感じていたかを、知ることが出来なかったことです。

コンプレックスを抱えずに(いや、乗り越えて)きたオバマと、抱え続けたマイケル。

もちろん育った背景はものすごく違っているけれど、同じ世界で、これほど違う二人が存在するんだって思う。

ママ | URL | 2009-06-29(Mon)22:17 [編集]

ママさん、ありがとっ!

そうなんだ
いろいろな人達がマイケルを見て、それぞれ違った色の彼を感じ取ってる気がします。

アメリカにとっての迷いの今、まさにそうですよね。
アメリカが持っていたものすごい集中力と力が、ここ数年でパラパラとほどけてしまった、まさに今。
なんだかとても不思議な気がします。
まるでストーリーに書かれていたような感じ。

>コンプレックスを抱え続けたマイケル

だからわたしは彼に惹かれました。
マイケルの強さのイメージの輪郭に見て取れる必死さと弱さ

悩みを抱えながら生きる姿 というのも、ある意味ですばらしいことなのかもしれないなって思いますv-344

むーじょ | URL | 2009-06-30(Tue)05:57 [編集]

もう一週間

ここ最近、TVでも昔のプロモーションビデオとかを放映していますが、やっぱり別格ですね。今、見ても、すごいです。。。
本人は当然でしょうけど、復活コンサートを楽しみにしていたファンも無念でしょうね。。。v-406

しかし、数日経ってから、死因・遺産・遺言等々、またマスコミのパパラッチ的な報道も増えてきましたね。
いい加減、静かに眠らせてあげてって感じになってきましたv-292

きむきむ | URL | 2009-07-03(Fri)12:43 [編集]

早く過ぎた一週間

きむきむさんこんにちは~

あっという間に一週間が過ぎてしまった感じがします。
頭の中で、聞きすぎたマイケルが鳴り止まないけれど、やっぱり聞き続けてる・・・

マイケル・ジャクソンのプロモビデオって、やっぱり今見てもスゴイなあって思います。
わたしは「Black or White」が一番好きv-344

日本のメディアって、スキャンダラスな面ばかりが好きですよねー。ほんと、やになっちゃうv-388

むーじょ | URL | 2009-07-03(Fri)16:11 [編集]

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