発明の女王様2

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森の生活/ヘンリー・D.ソローを読み終えて

森の生活/ヘンリー・D.ソローを読み終えて思ったこと

何の前知識もなく、いきなり読み終えました。

今調べてみると、途中で投げ出してしまう本としても有名だったんですね。
難しい、何言っているのかわからない本 だと。

逆に驚いてしまいました。
難しくなんかない。
だってわたしは、この人(ヘンリー・D.ソロー)によく似たタイプの画家と、若いある時期を行動したことがあったから。

美しい自然が好きで、いつも絵の題材になる風景を探していた彼
若く、禁欲的で純粋
驚くような行動力や思考
一緒に見た自然の風景や里山の家が、キャンバスに描かれたのを見たときの、眩暈のような感覚

わたしは「森の生活」の中の主人公(ヘンリー・D.ソロー)に、その若い画家の姿を重ね合わせて読み進んでいたのでした。
まるで本の文字の中で、その彼が動いているかのような錯覚・・・
だから、いとも簡単に読み終えてしまったのでしょう。

難解だというのは、文字を追っているから。
彼(ヘンリー・D.ソロー)が描いた映像を、そのまま見ることや感じることができれば、この本は全然難解な本ではありません。読んで、そのとおりを「体験」してみればいいのです。

ところで、偶然なことに、この本を読み終えたときの2009年1月17日16日に、画家のアンドリュー・ワイエスが91歳で無くなったというニュースを見ました。
なぜ偶然か、というと、アンドリュー・ワイエスの絵もなぜか身近に感じながら、「森の生活」を読んでいたからなのです。
そして、ワイエスは釣りをするソローを絵に描いていた、というのですから。
わたしの大好きな画家の一人、アンドリュー・ワイエス
昨年渋谷でやっていたワイエス展、見に行っておけばよかったと後悔してます。



日本においての「森の生活」や「ヘンリー・D.ソロー」の知名度は、あまりよくありません。
それどころか、自然・環境問題と結び付けられて商売に利用されているほうが多いのでした。
ひどいなぁ・・・
「森の生活」屋さん、「ソロー」屋さん、「自然環境」屋さん、「自然評論家」屋さん・・・
自然派嗜好のお店がいっぱいで雨後の原宿竹下通りです。

環境とか自然って、こんなに薄っぺらなもんだったっけ。
それとも現代という時代だから、こんな薄っペラペラな解釈になってしまうのかしら。
それともやっぱり日本だから?
ヘンリー・D.ソローは「森の生活」の初めのほうに、こういった人たちへの批判も書いていたと思います。これじゃ意味が分からないというのも納得です。

読み終えた今では、ヘンリー・D.ソローの感じた苛立ちも、やはり同じようにわたしが感じ取ったのかもしれません。
本も絵も、読む(見る)人の考え方を変えてゆくもの
そして、そのくらいのインパクトが無ければ、読む(見る)必要もないのかもしれません。

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コメント


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ワイエス展

ムージョさん、1月16日にワイエスさんは亡くなってしまいましたね。とても残念です。ワイエス展は今愛知県美術館でやっています。ワイエスさんが出品内容に関与した最後の展覧会になってしまいました。とても心に響く展覧会でした。愛知県美術館のブログもけっこうおもしろいです。

あっこ | URL | 2009-01-19(Mon)22:01 [編集]

あっこさん、はじめまして!

あっこさん、コメントありがとうございます。
ワイエスの逝った日は16日ですね、ありがとうございます。v-353

展覧会、すっかり忘れてしまっていて、惜しいことをしました。上野でやってれば、忘れなかったのにと思います。
あっこさんは行かれたようですが、やっぱり実物の絵の持つ美しさは、画集がどんなによくてもかないませんよね。v-254

むーじょ | URL | 2009-01-20(Tue)07:17 [編集]

私もそう思います。
ソローと環境問題をむすびつけてもらいたくないです。

mari | URL | 2011-06-21(Tue)02:41 [編集]

mariさん、こんにちは

コメントありがとうございます。

お金をかけずに自給・自足、それでも大自然の中で優雅に暮らしていけるという、モノから離れた生活
身近に起きる自然現象や人の働き方を見続けてきたソロー。

その単純さゆえに人生が生き生きとしたものに変わっていく。

環境というのは、太陽電池や省エネなどの「モノ」ではなく、生き方、自然の感じ方なんだ、ということを教えてくれる本でした。v-225

むーじょ | URL | 2011-06-21(Tue)08:12 [編集]

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